放水口発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 05:29 UTC 版)
八百津発電所(主発電所)の放水を活用する附属発電所、すなわち放水口発電所は、主発電所の放水口に設置されていた。放水口発電所の使用水量は主発電所よりも若干少ない24.209立方メートル毎秒、有効落差は6.667メートルで、1,200キロワットの発電力を持つ。 主発電所の放水は、放水口に接し設置された放水口発電所の取水口より長さ33.33メートルの開渠を経て上部水槽に導かれる。水圧鉄管はなく、水は水槽から直接水車に落とされる。水車は露出型の4台1組となった横軸フランシス水車であり、左右2組の設置。そして水車に挟まれた中央部に水車直結の発電機が1台据え付けられていた。発電機は横軸回転界磁型で容量1,500キロボルトアンペア・力率80パーセント・電圧6,600ボルト・周波数60ヘルツ。なお、水車・発電機ともに日立製作所製であった。
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