早川第二発電所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:40 UTC 版)
「東京電力 (1925-1928)」の記事における「早川第二発電所」の解説
早川第一発電所に関連する発電所に早川第二発電所がある。これも早川から取水する発電所であり、南巨摩郡都川村大字保(現・早川町)に取水口、硯島村大字大島に放水口(発電所)をそれぞれ設ける。どちらの場所も早川第一発電所の取水口から発電所までの間にあたる。 旧早川電力最初の発電所として「大島発電所」の名で建設され、1921年(大正10年)1月に完成、2月より運転を開始した。翌1922年時点での発電所出力は最大2,100kWで、電業社製フランシス水車と芝浦製2,500キロボルトアンペア発電機各1台を備える。発生電力は榑坪(早川第一)発電所の工事に用いられたほか、地元の身延電灯にも送電された。その後1923年7月に榑坪発電所が運転を開始したのと同時に運転を休止した。 逓信省の資料には、1927年時点では出力450kWで休止中、東京電灯合併後の1939年時点では出力1,487kWで休止中とある。早川第一発電所などと同様に日本発送電へと出資されるが、1944年(昭和19年)8月に廃止された。
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