改修と現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 00:45 UTC 版)
19世紀初旬に政府庁舎としての役割を終えた後、コングレス・ホールはこのエリアの他の建物とともに改修が行われずに破損状態に陥った。1870年、ペンシルベニア州議会(英語版)はインデペンデンス・ホール周囲の建物を全て解体する法令を出したが、これは施行されることなく1895年に廃案となった。ザ・コロニアル・デームズ・オブ・アメリカ(英語版)と言う市民組織の主導の元、建築家ジョージ・チャップリン・メイソン・ジュニア(英語版)がコングレス・ホールの改修を1895-96年に行った。しかし、これは上院のみに限られていた。1900年、アメリカ建築家協会 (AIA) のフィラデルフィア支局はこの建物の調査を開始し、完全な改修を行う基金を創設した。資金が集まった後、AIAの監督の下に1912年にフィラデルフィア市は改修プロジェクトを承認した。ウッドロウ・ウィルソンの支援もあり、翌年に改修は完了した。追加の下院の改装は1934年に完了した。1942年、50を超える市民および愛国者の団体はアメリカ哲学協会に集まり、インデペンデンス・ホール協会(英語版)を創設した。この協会はインデペンデンス国立歴史公園(英語版)創設のためのロビー活動を行い、1948年に議会で承認され、1956年7月4日に正式に設立した。 コングレス・ホールは現在、アメリカ合衆国国立公園局によって管理されており、年間を通じてガイドツアーが運営されている(予約は受け付けておらず、来た順番でツアーを受けることができる) 2008年12月2日、バラク・オバマ大統領による全米知事協会の会合がこの建物で行われ、世界金融危機 (2007年-2010年)の対応が議論された。
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