改修と更新工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 03:33 UTC 版)
「オランダ鉄道 ICM」の記事における「改修と更新工事」の解説
長らくオランダ鉄道の電化路線において主力として活躍してきた本形式であるが、1980年代製造の編成を中心に老朽化が目立つようになってきたことから、2006年11月より車両全体に対する改修・更新工事が開始された。特に老朽化が目立っていたICM-1,2が工事の最初の対象となり、改修・更新第1号の編成は2007年4月にハールレムのNedTrain工場を出場。同月から2010年6月にかけてICM-1,2が、2010年2月から2011年7月にかけてICM-3,4がそれぞれ工事を終えて順次運用入りしている。工事の主な内容は以下の通り。 前述の通り、貫通扉の開閉作業に時間がかかり、列車を遅延させる要因となっていたことから、貫通扉を使用停止の上FRP製の板で封鎖 トイレを車いす対応仕様に改造 冷房装置の設置 行先を表示するLED方向幕を車端部に設置 補助電源装置を静止型コンバータへ更新 座席を新しいものへ交換し、同時に編成あたりの座席数を13 %増加 塗装の塗分けが変更され、同時に先頭車前面の車番の位置も変更。 未更新の編成と改修・更新された編成を区別するため、前述の通り、改修・更新工事が施行された編成はICMmと呼ばれる。 更新された車両の外観(4012編成) 改修・更新工事により貫通扉は封鎖された(4012編成) 1等車の車内 2等車の車内
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