攪拌装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 03:02 UTC 版)
攪拌装置にはいろいろな形状の物が存在する。単に棒・板・プロペラ状の攪拌子を槽内で一定速度・一方向に回転させるものが多い。 攪拌子を間欠回転させたり逆回転させる 容器に撹拌羽根を差し込み、容器を自動反転させる容器回転式撹拌機もある。 特殊な状況では複数の攪拌子を並べ互いに逆回転させる 槽側に攪拌子と組合された突起あるいは板を取り付けて攪拌子が発生するせん断応力を増強させる 攪拌子への動力伝達方法も様々であり、回転軸を介して攪拌子を回転させるものが殆どであるが、化学実験や細胞培養実験など、実験室規模で粘性が殆どない液体を攪拌する場合、磁石を封入しテフロン等でコーティングした攪拌子を容器の外部から回転する磁界で動力を伝達するマグネチックスターラーと呼ばれる装置も存在する。これらの実験装置を使う分野ではマグネチックスターラーに対して、軸を介して攪拌する装置をメカニカルスターラーと呼ぶことがある。 あるいは小型観賞用水槽のエアレーション装置や工業用スプレードライ装置等、粘度の低い流体では攪拌子を使わずに、槽の流体や外気を槽外に設置したポンプで加圧して槽内に勢い良く吹き込むことで槽内を攪拌する装置も存在する。
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