撮影ソフトウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:03 UTC 版)
「2Dアニメーション制作ソフト一覧」の記事における「撮影ソフトウェア」の解説
撮影ではアニメーションのシーンにデジタルペイントされたセル素材・背景素材・CG素材のデータをコンポジット(合成)し、画面が光る透過光・ブラシ作業・波ガラスやグラデーション処理など画面の視覚効果を追加することで、一枚一枚静止した絵に動きのある映像を作る。一部の2Dアニメーションソフトウェアは撮影向けの機能も内包している。 2値化して処理している場合は最後にスムージング処理が必要となるため、セルアニメに特化したスムージング実装が存在している(OLM Open ToolsのOLM SmootherやPSOFT anti-aliasingなど)。 Adobe After Effects(アドビ・アフターエフェクツ) アニメーションの定番となった業務用映像加工ソフト。本来実写用ではあるが、映画フィルム向けの機能としてコマ単位での表示設定ができることや、タイムリマッブというコマ間の再生時間を自由にできる機能及びコマ間補完停止機能が、アニメ独特の1秒間に数枚だけの動画セルで表現する方法とマッチし下記に挙げるような映像効果機能とともに撮影作業での主流ソフトウェアとなった。PANやトラックバック、フェード・オーバーラップなどのカメラワーク表現とともに、透過光・爆発・炎・吹雪・稲妻・時空ワープ・水しぶきや輝く光などの特殊効果も作成しているが、セルの質感・本のページ・モニター・ゲーム画面などアート素材を貼り付けられる。タイトル文字やモーショングラフィックスを作成・挿入したりすることができる。プラグインと呼ばれる有償・無償各種さまざまな機能拡張ソフトが使用でき、さきに挙げられたOLM Smootherなどアニメ撮影業界標準に近いようなものも存在している。
※この「撮影ソフトウェア」の解説は、「2Dアニメーション制作ソフト一覧」の解説の一部です。
「撮影ソフトウェア」を含む「2Dアニメーション制作ソフト一覧」の記事については、「2Dアニメーション制作ソフト一覧」の概要を参照ください。
- 撮影ソフトウェアのページへのリンク