提言要約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/10 01:44 UTC 版)
「桃花台線のあり方検討会」の記事における「提言要約」の解説
巨額の公的資金投入に伴い2003年から実施された桃花台新交通の経営改善策に対して、同会は、人件費削減などによる経費削減について一定の評価をしつつも、運賃を下げたが利用者が微増にとどまったことで、結果的に収支が以前よりも悪くなったことを指摘。更に利用者としてもっとも想定された桃花台ニュータウンにおける利用率が極めて低いことや、ニュータウンの人口が当初の計画よりも低く留まることなどを挙げ、存続が非常に困難であるとした。しかし桃花台ニュータウンの住人が利用する公共交通機関のうち桃花台線がもっとも利用者数が多いことや、同住人を対象としたアンケートで同線の存続を望む意見が半数を超えたことなどを挙げ、愛知県に対し桃花台線を存続させることを提言した。 ただし存続させるためにはこれ以上利用者増が期待できないことから、耐用年数を過ぎた現行車両を更新するのではなく、新たに別の安い経費で運行を継続できるシステムへと切り替えることを提案。これによって利用者数に見合う公共交通機関を作り、同線の存続を目指した。同会は現行システムの2両編成化や特殊な専用バス車両を用いたシステムなど、複数のシステムを比較検討。その結果、2005年に愛知万博会場で運行されるトヨタ自動車のIMTS方式がもっとも安い経費で運行できると結論づけた。
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