指揮および芸術監督
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 10:00 UTC 版)
「プラシド・ドミンゴ」の記事における「指揮および芸術監督」の解説
指揮活動は歌劇の指揮が中心だが、2001年7月1日にはベルリン・フィルのシーズンを締めくくる恒例の「ヴァルトビューネ」の指揮者として招かれ、スペインものの作品を指揮している。歌手としてはシリアスな役どころの多いドミンゴだが、オペラ指揮者としては『こうもり』を好むらしく、日本では映像 (コヴェントガーデン王立歌劇場、ヘルマン・プライ他)、CD (ミュンヘン放送管弦楽団、ルチア・ポップ他) ともに、指揮者ドミンゴはこの作で初お目見えであった。後者ではアルフレード役を兼ねている。前者は当然指揮だけだが、英語の台詞もまじえガラ・パフォーマンスも織り込まれた (国内販売の「こうもり」原語DVDでは現在唯一) 大晦日のお祭りムードの上演ということで、先輩のプライに舞台上からからかわれたり、指揮台上からひとくさり歌声も披露する(台詞役フロッシュに扮した名優ヨゼフ・マインラートがイーダに対してわざと下手糞な「清きアイーダ」を歌ってみせたのに耐えきれず、という趣向)など、和気あいあいのコヴェントガーデン指揮者デビューとなっている。 また、ワシントン歌劇場で最初の芸術監督に指名され、後にアメリカのロサンジェルス歌劇場でも同職に就任しており、歌手としての活動にとどまらない幅広い活動をこなしている。
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