拙政園とは? わかりやすく解説

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拙政園(中国)

蘇州・拙政園

世界文化遺産指定されている蘇州古典園林。その中の拙政園は、中国4代名園のひとつでもあり、有名な小説紅楼夢」の舞台大観園モデルともいわれています。もとは唐の詩人陸亀蒙邸宅でしたが、元代に寺になり、明の時代になって官職追放された王献臣が故郷蘇州で寺を買い取り庭園したものです。拙政園という名は「閑居賦」の「愚かな者が政治つかさどる」という意味の一節からとったという説があります園内東園中園西園三つ大きく分けられます。敷地半分以上大小美し蓮池占められており、特に中園の「遠香堂」からの蓮池眺め絶景評されています。


拙政園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 11:10 UTC 版)

拙政園
香洲
各種表記
繁体字 拙政園
簡体字 拙政园
拼音 zhuó shèng yuán
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拙政園(せっせいえん、簡体字中国語: 拙政园拼音: Zhuó Zhèng Yuán)は中華人民共和国江蘇省蘇州市姑蘇区の東北街178号に位置する代の庭園、江南四大庭園の一つ。中国国務院により最初の中華人民共和国全国重点文物保護単位の一つとして公表された。1997年、留園を含めた蘇州古典園林は世界文化遺産として登録された。中国の5A級観光地(2007年認定)[1]

名称

潘岳の『閒居賦』では「灌園鬻蔬,以供朝夕之膳,是亦拙者之為政也」。

特徴

拙政園は敷地面積78ムー(52,000平方メートル)を有し、東部・中部・西部の3つのエリアに分かれる。また、住宅部分は現在、園林博物館の展示ホールとして利用されている。東部は明るく開放的で、平らな丘や遠山、松林の芝生、竹林を流れる小川が特徴である。中部は拙政園の中心であり、池が全体の3分の1を占め、水を主体とした設計となっている。池の周囲には広い水面や茂る樹木、変化に富んだ建築が配置され、主従が明確である。西部は曲尺形の池を中心に、台館が向かい合い、回廊が波のように起伏し、水面の反射が美しい。装飾は華麗で精緻であり、主要な建築は住宅に隣接する「三十六鴛鴦館」である[2]

歴史

明代正徳四年(1509年)より築かれた。

脚注

  1. ^ 苏州园林(拙政园、虎丘山、留园)”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2021年7月22日). 2023年2月2日閲覧。
  2. ^ 苏州园林(拙政园、虎丘山、留园)” (2025年1月20日). 2025年1月20日閲覧。

関連項目

外部リンク


拙政園(zh, en)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 08:45 UTC 版)

蘇州古典園林」の記事における「拙政園(zh, en)」の解説

明代1510年頃、役人の職を辞した王献臣が故郷戻って建造したもの。面積約5.2ha。

※この「拙政園(zh, en)」の解説は、「蘇州古典園林」の解説の一部です。
「拙政園(zh, en)」を含む「蘇州古典園林」の記事については、「蘇州古典園林」の概要を参照ください。

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