投信委託会社
投資信託委託会社は、多くの投資家から集めた資金を株式や債券などで運用する会社です。業務内容は、運用指図のほか、受益証券の発行、信託財産報告書や運用報告書などの作成です。運用益の配当、償還金の支払いなどは証券会社に委託されており、投資家が直接接触する機会は少ないため、意外と馴染みが薄いかもしれません。しかし、個人のお金は欧米と同様、投資信託を通じて運用される傾向が強まることから、投信会社の果たす役割はさらに大きくなると思われます。投資信託委託業務は、発足当初は長い間、証券会社が兼営していましたが、投資家保護の観点から1960年に分離独立が進められ、大手証券系の投信会社がこの時に誕生しました。89年には外資系投信会社が新規参入しています。金融ビッグバンを受けて、98年には設立が免許制から認可制に切り替わり、異業種からも投資信託業務に進出できるようになりました。これによって、投資信託の新商品開発、運用競争が激しくなり、投資家にとって魅力ある商品が増えるものと期待されています。
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