技術・現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 01:24 UTC 版)
LT(ロストテクノロジー)スフィア 世界各地で発見された指先ほどの極小の球体。現在の科学技術でも解明できないオーパーツ。適正素体の心臓に癒着・寄生し、その身体能力を格段に向上させる性質をもつ。元々「組織」はこの物質そのものの解析を目的としていたが、現在はこれを適正素体に埋め込みその能力を推し量る方向へ研究が移行しつつある。 発見順に『○番目のスフィア』(「○番目の」に、その番号を表す英語の序数詞のカタカナ表記のルビがつく)と番号が付けられている。それぞれのスフィアを埋め込まれた素体も、しばしばこの番号で呼ばれる。これまでに発見された個数は13個だが、アリスが持つ十三番目のスフィアは「組織」が存在を知らないため、現在「組織」内で公式に確認されているのは12個。それぞれが違った機構を持つ。 殺戮人形(キリングドール) LTスフィアを心臓に移植された素体のこと。その兵器としての殺傷能力の高さから「組織」内でこのように呼ばれることがある。 出来損ないの人形(ディフェクティヴ・ドール) 組織でクローン技術を応用し開発・大量生産されたモノ。単にドールとも呼ばれる。特に個性はなく命令に従って行動する。一定以上の損傷を受けると自爆するように作られており、外部へ機密を漏らさないよう考慮されている。 共振反応(エコー) LTスフィア同士が接近した場合に起こる共鳴現象。素体同士の場合は心臓に痛みが奔ることでも感知できる。この痛みは出力が下回った側に発生するほか、急激な憎悪・破壊衝動をともなう。またこの共振反応は周囲に人が近寄りづらい状況を作り出す効果ももつ。
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