技術獲得目的の外国へのアプローチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 06:10 UTC 版)
「ヌリ (ロケット)」の記事における「技術獲得目的の外国へのアプローチ」の解説
前述の通り、韓国はウクライナの30トン級エンジンの設計図やロシアのRD-151エンジンの実物を得てヌリの開発を進めてきたが、宇宙・軍事開発プロジェクトに関わる技術を得るため、様々なロケット技術保有国に対して合法、または違法な手段でアプローチしてきたことが報じられている。 例えば朝鮮日報等では、韓国がヌリを開発するにあたって技術供与を求めてロシアのほかにもウクライナのユージュノエ設計局にアプローチしていることが報道されており、毎日経済新聞では、ヌリの開発事業団が必要な要素技術や部品や素材を導入するために、ロシア、ウクライナ、フランス、ドイツ、アメリカとの協力を模索していることが報じられている。 また、韓国系アメリカ人がヌリのためにロシアの高性能ロケットエンジンのRD-180とその関連技術をアメリカから韓国に不正輸出しようとして2009年4月に逮捕され、その後に懲役57ヶ月の判決を受けている。この男は「30年に渡って韓国への先進武器を一手に供給してきた」と自供しており、M61 バルカン、ロシアの防空システムとその部品、Su-27も不正輸出しようとしていた。またこの男は1989年にはサリンガスをイランに不正輸出しようとして逮捕され懲役39ヶ月を宣告され、その後出所していた。
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