技の系譜と職人組合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 20:58 UTC 版)
手仕事ということもあり、加賀屋やホープトマン等からの脈々と繋がる系譜があり職人・加工場・作家の師弟関係をたどることが出来る。 職人とその加工場・工房は東京都江東区・墨田区を中心として江戸川区・葛飾区や大田区、埼玉県の一部など東京東部の周辺で江戸切子だけでなく各種カットグラス加工やその下請け生産を行なっている。 業態には、グラスや器を中心に切子の各種紋様の装飾などを施す「切子」と多面体グラスやガラスの時計枠・灰皿・トロフィー・オブジェあるいはレンズ等の平面研磨をする「平物」(ひらもの)の大きく2つがある。 江戸切子職人・加工所間の同業組合として伝統工芸や地域団体商標の制度で江戸切子の認定を受けている江戸切子協同組合(旧称・東京カットグラス工業協同組合、江東区亀戸)があり、亀戸梅屋敷内でショールームの開設・展示販売・催事・広報・体験等の事業を行なっている。2008年(平成20年)、記念日として伝統的な模様の魚子(ななこ)にちなむ語呂合わせなどから7月5日を「江戸切子の日」と制定し、江戸切子が地場産業である墨田区出身で和ガラスコレクターのTHE ALFEE坂崎幸之助が、親善大使に就任した。2018年7月5日、親善大使委嘱10周年を迎える、 感謝状が贈呈された。
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