手取川水力電気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:25 UTC 版)
手取川水力電気株式会社は、石川県金沢市に本社を構えた発電専業の電力会社である。設立は1931年(昭和6年)1月25日。遅れて1934年(昭和9年)に高岡電灯の傘下に入った。 手取川水力電気の発電所は、手取川の白山発電所と同水系大日川の神子清水発電所の2か所。前者は自社の手で1937年(昭和12年)6月に新設したもので、発生電力全部を金沢電気軌道へと供給した。後者は遊泉寺鉱山の自家用発電所として1908年(明治41年)に完成。小松製作所に譲渡されたのち1930年(昭和5年)12月に大日川電気へと渡り、1936年(昭和11年)2月に大日川電気の合併で手取川水力電気が取得した。なお大日川電気は高岡電灯が北陸共同電気合併を機に1930年5月に設立した会社である。神子清水発電所の発生電力は金沢市営電気へと供給された。 手取川水力電気の水力発電所発電所名出力(kW)所在地・河川名運転開始備考神子清水280 石川県能美郡鳥越村(現・白山市)(河川名:手取川水系大日川) 1908年12月 現・北電神子清水発電所(地図) 白山1,470 石川県石川郡河内村(現・白山市)(河川名:手取川) 1937年6月 現・北電白山発電所(地図)
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