慣用表記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 03:52 UTC 版)
しかしながら従来からの慣用として、数学の分野では、円周率 π, 虚数単位 i, ネイピア数 e, 微分作用素 d などでイタリック体が用いられることが少なくない。 例: e i x = cos x + i sin x {\displaystyle e^{ix}=\cos x+i\sin x} ギリシャ文字大文字の変数では立体が用いられることが少なくない(例:Θ)。 ベクトル変数・行列変数・テンソル変数の表記について下記の様々なスタイルが見られ、立体が用いられることが少なくない。 y = A x {\displaystyle {\boldsymbol {y}}=A{\boldsymbol {x}}} (ベクトルは太字化) y = A x {\displaystyle {\boldsymbol {y}}={\mathsf {A}}{\boldsymbol {x}}} (ベクトルは太字化、行列・テンソルはサンセリフ立体) y = A x {\displaystyle \mathbf {y} =\mathbf {Ax} } (ベクトル・行列・テンソルは、太字立体) y → = A x → {\displaystyle {\vec {y}}=A{\vec {x}}} (ベクトルは矢印を加えて示す) かつての日本の中学・高校の教科書では、リットルの表記にイタリック体や筆記体のエル(l, ℓ)が用いられているものがあった。詳しくはリットル#ℓ から L へを参照。
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