忘れ里【ワスレサト】(草花類)
登録番号 | 第13319号 | |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | かきつばた | |
登録品種の名称及びその読み | 忘れ里 よみ:ワスレサト | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | 2005年 9月 13日 | |
品種登録者の名称 | 古橋壽雄 | |
品種登録者の住所 | 愛知県豊橋市老津町字岩塚107番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 古橋壽雄、小笠原亮 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「螢雲」に「折鶴」を交配して育成されたものであり、花は三英、垂れ咲きで黄白の地色に鮮青味紫色の砂子が入る、鉢物及び花壇向きの中輪種である。草型は直立、草丈はかなり低である。茎の太さは中、長さはかなり短、色は緑、節間長は中である。葉の全体の形は長刀形、先端の形は内曲、垂れ具合は1/4以下、葉身長はやや短、葉身幅はやや狭、成葉の色は緑、苞の色は紅紫である。花形1は垂れ咲き、花形2(花弁数からみた花形)は三英、大きさは中、外花被の花色パターンは砂子、内花被の花色パターンは単色、脈の明瞭度は不明瞭である。外花被の全体の形は楕円形、先端及び基部の形は鈍形、内花被全体の形は披針形、先端の形は鈍形、基部の形は楔形である。花被のよじれは弱、波打は無、反転は弱、外花被の長さは中、内花被の長さはやや短、外花被及び内花被の幅は中である。外花被の地色は黄白(JHS カラーチャート3301)、複色の色は鮮青味紫(同8306)、内花被の色は黄白(同2501)、目の大きさは中、色は黄、花被表面の弁質は平滑である。花柱の形は整形、ずい片の大きさは中、先端の切れ込みは小、雄ずいの発達は正常、花糸の色は紫、葯の色は浅黄、茎頂に付く花数は3以上である。開花の早晩はやや晩である。「螢雲」と比較して、茎の色が緑であること、内花被の花色パターンが単色であること等で、「鷲の尾」と比較して、花形1が垂れ咲きであること、内花被の花色パターンが単色であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者のほ場(愛知県豊橋市)において、「螢雲」に「折鶴」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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