御願塚とは? わかりやすく解説

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御願塚

読み方:ゴガズカ(gogazuka)

所在 兵庫県伊丹市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒664-0855  兵庫県伊丹市御願塚

御願塚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 14:19 UTC 版)

日本 > 兵庫県 > 伊丹市 > 御願塚
御願塚
日本
都道府県 兵庫県
市町村 伊丹市
人口
2011年(平成23年)10月1日推計)
 • 合計 4,101人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
664-0855

御願塚(ごがづか)は、兵庫県伊丹市の地名。現行行政地名は御願塚一丁目から御願塚八丁目まで(いずれも住居表示実施済み区域)。2011年10月1日の伊丹市による推計人口は4,101人。郵便番号664-0855。

地理

伊丹市南部に位置する。北を鈴原町、北東を梅ノ木、東を平松、南東を南町、南を稲野町、南西で僅かに安堂寺町、西を南野、北西を南鈴原と接している。

歴史

御願塚古墳は出土品より5世紀頃に築かれたと推定され、元々は周囲に満塚(みちづか)・掛塚(かかりづか)・温塚(ぬくめづか)・破塚(やぶれづか)が築かれていたことから本体の古墳と合わせて五ヶ塚(ごかつか)と呼ばれ、これが転訛して「御願塚」になったとされている[1]。また、南方80メートルにはかつて柏木古墳と呼ばれる円墳もあり、現在の尼崎市塚口あたりまで古墳が点在していたという[1]

江戸時代までは摂津国川辺郡御願塚村であったが、1889年明治22年)の町村制施行に伴い稲野村大字御願塚となった。1940年昭和15年)の伊丹市成立後は人口の増加に伴い順次、小字が町丁として独立しており1955年(昭和30年)に鈴原町(一部)、1957年(昭和32年)に稲野町と若菱町、1974年(昭和49年)に梅ノ木、1975年(昭和50年)に南町がそれぞれ成立した。現在の町丁としての御願塚一〜八丁目が成立したのは1974年である[1]

地名の由来

町名は四丁目にある御願塚古墳(南神社)に由来する。

神社・祭事

愛宕社

御願塚には、道金町(どっきんちょう)、北町(きたんじょ)、東町、西町(にしんじょ)、南町、辰巳町の6つの旧字がある。愛宕社は、辰巳町と東町で一つ、その他はそれぞれで祀ったので、5ケ所にある。[2][3]

愛宕祭

神事は8月23、24日に行なわれる。 この日は一般では地蔵盆として子供を中心に祀るが、火伏の神を祀る為、祀は大人のみで行なう。[2]

夏越祭

7月23日に須佐男神社で開催される夏越祭り。境内で奉納夏越踊りが催される。また、巫女が神前に置かれた3つの大釜で沸かした湯を笹の枝葉を用いて参拝者に向けて撒き、里内の安全や無病息災を祈願する湯立神楽も行われる。[2]

交通

山陽新幹線の高架が町内の南北を分断するように走っている。また、町内に駅は存在しないが阪急伊丹線が平松・南町との境界沿いに走っており、新伊丹駅稲野駅が徒歩圏内で利用可能。

伊丹市バスは以下の3停留所を町内に設置している。

  • 御願塚
  • 御願塚8丁目
  • 児童会館前(旧「婦人児童センター前」→「女性・児童センター前」から改称)

施設

名所・旧跡・観光スポット・その他

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 角川日本地名大辞典 第28巻 兵庫県、604ページ。
  2. ^ a b c 「御願塚ふるさとマップ」、御願塚史跡保存会、2010年5月
  3. ^ 大黒恵理「御願塚地区史料調査の概要」、『地域研究いたみ』第45巻、伊丹市役所、2016年03月、26-34ページ、ISSN 0288-9242.


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