御遷殿
御遷殿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 14:49 UTC 版)
本殿の建替えや修復時などに御祭神を一時移しするために使用された仮宮である。一間社流造茅葺で、向拝柱および方柱の大面取、海老虹梁の袖切などの細部手法や全体の形式は、室町時代の古様をとどめている。扉金具刻銘「祈迎 厚木大和守 同柳町源右衛門 元亀5年 甲戌2月吉日 敬白」により、天正2年(1574年)の建立と分かり、室町時代の建築として重要であるとして、重要文化財(国指定)に指定されている。なお、現在は保護のため全体が覆屋で覆われている。 拝殿-明治35年(1902年)まで存在した拝殿は、その年の台風により大破した。旧材を使用し修理を行ったが、老朽化が著しくなったため、昭和61年(1986年)再建された。 神楽殿 鳥居-以前は参道に一の鳥居から三の鳥居まで存在したが(いずれも文久年間建立)、平成23年(2011年)に起きた東北地方太平洋沖地震により破損・倒壊し、現在では一の鳥居のみ再建されている。また昭和20年代まで小栗地区内下町に一の鳥居が存在した。
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