後部ローダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 08:27 UTC 版)
日本で一般的な方式。トラック後部に開口部がありそこからゴミを投入する。海外では後部ローダー用コンテナが使用されており、コンテナは車両後部に合う様設計されており、コンテナを垂直にするためトラックにはチェーンないしケーブルが取り付けられており、収集者が一切触ることなく自動で投入する。 収集車は可動プレートないしシャベルを備えており、後部に投入されたゴミをすくい上げて移動壁に押し付け圧縮する。また、この圧縮機の構造は多種多様であり、「スイープ・アンド・スライド式」と「スイング式」が現在の主流となっている。連続式の圧縮機は1960年代と1970年代に人気があり、ドイツでは主にミキサー車などで使用されるアルキメディアン・スクリューの原理を利用した車両の開発を行っており、ゴミを粉砕しながら圧縮する方法が採られている。油圧壁は一定圧で強制開放されるか人為的に操作ボタンを押すことにより移動する。また、安全面での懸念と燃料消費量の増加傾向から小型な後部ローダー式の需要は年々下がっている。ドイツで開発された方式は農作物など有機廃棄物を効果的に堆肥化させることができるため、ニッチな需要を保っている。
※この「後部ローダー」の解説は、「ごみ収集車」の解説の一部です。
「後部ローダー」を含む「ごみ収集車」の記事については、「ごみ収集車」の概要を参照ください。
- 後部ローダーのページへのリンク