後補機運用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 09:30 UTC 版)
「国鉄EF59形電気機関車」の記事における「後補機運用」の解説
EF59 21+EF59 10 EF59 10+EF59 21 (1984年) 1963年から瀬野機関区に配置され、蒸気機関車に代わり瀬野八の後補機運用に使用されたが、運用区間や連結両数は列車によって異なっていた。基本的に貨物列車は重連で補機運用を行い、一部の荷の軽い(600t以下)貨物列車と荷物列車、旅客列車については単機で補機運用が行われた。また、貨物列車については瀬野駅に停車して後部に補機を連結するのが基本であるが、速達性を要求される10000系貨車を使用した高速貨物列車については広島操車場にて補機の連結が行われ、瀬野駅は通過となっている。寝台特急列車のように瀬野駅が通過設定となっている旅客列車については、広島駅から補機が連結された。瀬野から八本松にかけての勾配区間での後押しの任を終えたEF59形は、八本松駅手前で走行開放を行っていたが、一部の列車については走行開放を行わず連結したまま西条まで走行し、そこで列車より開放されていた。瀬野八は上り方向への片勾配であるため、後補機の勤めを終えたEF59形は下り列車に連結されず、回送列車で瀬野に戻っていたが、列車密度の高い山陽本線ゆえに単機で回送されることはなく、最低でも重連、最高で六重連を組成して回送を行っていた。 重連での高速貨物列車(レサ10000系)の後補機運用(1978年) 四重連での回送(1978年) 単機で旅客列車の後補機運用中のEF59 13(1977年) 単機で荷物列車の後補機運用中のEF59 21(1984年)
※この「後補機運用」の解説は、「国鉄EF59形電気機関車」の解説の一部です。
「後補機運用」を含む「国鉄EF59形電気機関車」の記事については、「国鉄EF59形電気機関車」の概要を参照ください。
- 後補機運用のページへのリンク