当用漢字・常用漢字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:27 UTC 版)
当用漢字は、1920年代から具体化しつつあった漢字略字化案をもとに国語審議会が制定し、1946年11月16日に内閣によって告示された1850字の漢字である。この際に、当用漢字外の漢字の使用が制限された。続いて1949年に「当用漢字字体表」が告示され、ここでは楷書や草書で使用されていた字体などをもとに、多くの新字体が採用されている。 1948年1月1日の戸籍法改正により、当用漢字外の漢字は子の命名に使用できないとされたが、これに対する国民からの不満が大きかったため、1951年5月25日より人名用漢字が「人名用漢字別表」として追加指定されるなど、使用可能な漢字の制限はいくぶん緩和された。 1981年に、当用漢字の後継として常用漢字が制定された。常用漢字は当用漢字とは異なり、表外漢字の使用を制限するものではなく、分かりやすい文章を書くための漢字使用の目安とされるものである。 詳細は「当用漢字」および「常用漢字」を参照
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