亙と亘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:27 UTC 版)
「亙」は「コウ」「わたる」、「亘」は「セン」「のべる」の音義がある。しかし楷書では昔から「亙」を書きやすい「亘」に書いてきたため、両者は現在同一字種とされている。この字種は当用漢字・常用漢字ではないが、「亙」は1951年に人名用漢字に選ばれた。当用漢字時代は、名古屋法務局長からの照会に対する法務府民事局長の回答に基づき「亘」も子供の名付けに使えるという運用がなされた。1981年常用漢字表告示の際に「亘」と改められた。この時「亙」は許容字体となり、2004年に人名用漢字となった。これらのことから「亙」を旧字、「亘」を新字と見なすことがある。
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