引出物の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:38 UTC 版)
引出物では、前述のとおり以前は料理を折詰(一種の弁当)にして持ち帰って貰うものであった。しかし、近年では2~3品、地域や家の格式によって5~7品の物品を贈る。金額の目安は披露宴の一人当たりの飲食費の三分の一程度とされていたが、近年は披露宴出席者にあわせて変えることが多くなっている。 記念品 - カタログギフトや食器類など 引菓子 - 日持ちのする菓子 縁起物 - 鰹節や梅干し、赤飯(真空パックのもの)など 包装(伝統的ラッピング)の飾りには、表書きに「寿」の文字を入れ、「結び切り」(本結び)の様式で紅白ないし金銀の水引を掛ける。これに二人の名もしくは姓を書き入れる。持ち帰ってもらうことが目的であるため、持ち帰り用の紙袋もしくは風呂敷を用意するのが一般的。 以前は重くて量のある物品が好まれていたが、遠隔地からの出席者に配慮し、重い物品が避けられる傾向も出ている。そのためか「宅配引出物」というサービスも展開されている。結婚披露宴当日に出席者が持ち帰るのが通例だったが、2002年からサービスが開始され始めた宅配引出物は出席者の自宅へ引出物を郵送する。2019年現在、利用者は拡大傾向にある。
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