引出物選びのタブー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:38 UTC 版)
旧家の多い地域では忌み言葉からの連想で、特定の物品が避けられる傾向が存在する。ただしこういった風習も次第に廃れる傾向があり、食器類で「(縁が)切れる」などの連想で避けられていたはさみや包丁といった刃物も、日常的に使ってもらうキッチン用品の範疇で選ばれている。 「去る」を連想させるものはダメ。「猿」の絵柄など。 「重箱」もダメ。離婚、再婚を連想させるから。 このほか、古くは「割れる」(破談の連想)から陶器やガラスの食器が避けられたり、またはお茶が弔事で使われる関係で避けられていたこともある。しかしこういったものを厳密に適用すると贈る側が一苦労するほか、忌み言葉に拘る側も減った関係で、余り重要視されなくなっている。 地域的な事情もあるため、結婚する者の両方の家のごく近い親族を呼んで相談することもしばしば行われる。
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