建造作業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/11 17:18 UTC 版)
「グレート・イースタン (蒸気船)」の記事における「建造作業」の解説
この船の建造を引き受けたのはイースタン蒸気航海会社で、ブルネルは同社の技師長となった。建造は主にジョン・スコット・ラッセルが担当した。ラッセルのミルウォールの造船所は小さすぎたため、その隣にあったデビッド・ナイピア(David Napier )の造船所で、グレート・イースタンは建造された。二つの造船所の間に資材運搬用の鉄道が敷設された。 1854年2月、工事が始められた。巨大な蒸気船の建造工事は話題となり、現場には多くの見物客が押し寄せ、新聞や雑誌でも多く取り上げられた。 工事は2000人近くの労働者によって行われていたが、ブルネルとラッセルは業務面において次第に対立するようになった。そして建設途中の1856年2月、経営上の問題から突然ラッセルが引退し、作業員は全員解雇された。そのため作業は一時3か月にわたり中断された。再開後はブルネルがラッセルの役割を引き継ぎ、1857年、この船は進水可能な状態までこぎつけた。
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