建設による効果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 05:09 UTC 版)
ロシア側はプーチン首相(当時)の発言などから日本との貨物列車による物資輸送による貿易活性化によってサハリン州や極東地域の経済の活性化を期待している。 本計画が実現した場合年間400 - 600万個のコンテナが日本とヨーロッパの間で輸送され(日本とヨーロッパの間の総コンテナ個数の15 - 20%)、さらに年間1800 - 2000万トンの貨物が日本とロシアの間で輸送される可能性があると試算し、これらの輸送から得られる年間収益は30 - 40億ドルになると見積もられている。シベリア鉄道およびバイカル・アムール鉄道沿線地域からの鉱物資源、木材、その他の自然の開発や輸出を活発化させることが可能になると考えられている。 一方、日本側では政府や運行当事者になりうる北海道旅客鉄道(JR北海道)や日本貨物鉄道(JR貨物)は本計画に対して何の見解も表明しておらず、費用対効果に見合うかどうかといった面も含め、どのような効果が見込まれるかは不明である。
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