廃止と現在の地位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 09:19 UTC 版)
中国人排斥法は1943年マグヌソン法により廃止。当時は第二次世界大戦の最中にあり、中国は枢軸国日本に対し合衆国と同盟関係にあったためである。マグヌソン法により、既に国内に居住している中国人は帰化が可能となったため、国外追放の恐れから解放。年間105名の中国人移民が割り当てられるも、大規模な移住は1965年国籍法まで起こらなかった。 カリフォルニア州では、排除が1943年に廃止されたという事実にも関わらず、中国人が白人と結婚することを禁ずる法律が、1948年まで撤回されなかった。なお他州では同様の法律が、連邦最高裁判所が反混血法を違憲とした1967年まで存在した。 現在でさえ憲法の全条文で無効とされてはいるが、合衆国法典第8条第7章は「中国人の排除」から始まっている。第8条(外国人及び国籍)における15章のうち、特定の国民や民族集団に焦点を当てた唯一の章である。
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