幼少期から成人まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 09:06 UTC 版)
「モハンマド・アラー・アルジャリール」の記事における「幼少期から成人まで」の解説
アルジャリールは、アレッポで消防士として働く父親の家庭に生まれた。アレッポは古来より交易で栄えた都市で、現存する世界最古ともいわれるスークは世界遺産にも指定されている。アルジャリールは歴史の長い土地に生まれたことを誇りに思い、父親のような人々を助ける仕事に憧れながら育った。アルジャリールは13歳から14歳頃(1988年か1989年頃)に隣国レバノンで品物を買い付ける仕事を始め、食料・日用品・玩具などを売って家計を助けた。祖父は猫好きで、野良猫にエサをやっていた。5歳の頃に父が祖父からもらってきた白猫のルルは、アルジャリールが15歳になるまで共に暮らし、大切な思い出となった。 16歳頃には、叔父の手伝いでセルヴィースと呼ばれる乗合タクシーの運転手もつとめた。14歳から電気技師のもとで技術を学び、18歳の学校卒業後には技師として働くようになった。兵役にもついたが、彼自身の言葉によれば「人を貶めたいだけの指揮官たち」に虐待され、膝を負傷して療養生活を送った。兵役後にはレバノンのアメリカン大学などで働き、自分の店を持ち、東アレッポに自宅を買って25歳で結婚した。消防士になる夢は持ち続けており、研修も受けたが、願いは叶わなかった。
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