平成期からの運行概況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 05:59 UTC 版)
「しおかぜ (列車)」の記事における「平成期からの運行概況」の解説
岡山駅 - 松山駅間で14往復、岡山駅 - 伊予西条駅間で1往復が運転されている。 運行区間の殆どが単線区間で、列車の増発が困難であることから伊予西条始発の1本を除き、宇多津駅・多度津駅 - 松山駅間で高松駅発着の「いしづち」を併結している。ただし、多客期(大型連休・お盆・年末年始)は一部列車を除いて宇多津駅または多度津駅での連結・切り離し作業を行わず、全編成が岡山駅発着の「しおかぜ」として運転される。この場合、高松駅 - 宇多津駅・多度津駅間に接続列車として臨時「いしづち」が運転され、宇多津駅 - 多度津駅間の各停車駅で乗り換えとなる。或るいは団体客が乗車する場合も同様で、時刻表に載らない場合が多い。逆に瀬戸大橋が強風で運転を見合わせ、予讃線のみ運行可能な場合は宇多津での切り離しはせず全列車全編成とも高松駅発着となる。 1990年に2000系の量産車が予讃線に投入された頃から岡山駅 - 宇和島駅間を結ぶ直通列車は宇和島発が朝の上り3本、宇和島着が夜の下り2本のみとなり偏った状態だった。予讃線の電化完成当初は、岡山駅 - 宇和島駅間を結ぶ直通列車は宇和島発が朝の上りと宇和島着が夜の下り各1本のみ残されたが、松山駅で2000系同士の乗り換えが1日1回発生し、乗り換え利用時と直通利用時とで特急料金が異なることが利用客から問題視され、一時的に2往復とされた。2011年3月12日からは、再度宇和島発が朝の上りと宇和島着が夜の下り各1本のみに変更された。 2016年3月26日のダイヤ改正で、8600系の「しおかぜ」への新規投入により使用車両がすべて電車に統一され、特急列車は松山駅で完全に系統分離された。
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