常在国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:32 UTC 版)
パキスタン 2010年には144症例、2011年は198症例が報告された。カラチ、バローチスターン州、連邦直轄部族地域(パキスタン国内北西部のアフガニスタン国境地帯)が流行の中心。[要出典]4カ国(その後の根絶国を含む)の常在国のうち、最も症例数が増加している。また、アフガニスタンとの国境地帯における大規模な人の移動による、度重なる再感染が課題である。パキスタンでのワクチン接種は紛争及び組織的な問題によって妨げられている。2013年から2014年にかけて合計66人のワクチン接種を行う医療関係者が殺害された。アラブ首長国連邦による1000万人の子供に対する4.4億ディルハムの支援および軍事的な状況の変化、医療関係者への襲撃者の逮捕により、2015年においては発生率が70%低下している。 アフガニスタン 2010年には25症例、2011年は80症例が報告された。紛争のため子どもたちへのアクセスが困難なヘルマンド州、カンダハール州とウルーズガーン州における13の地域が流行の中心。アフガニスタン紛争の主たる交戦勢力はいずれもポリオワクチン接種の支援を行っており、ポリオの発生率は急速に低下している。
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