市外線は全廃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 05:57 UTC 版)
市営バスでは苫小牧市内線の他に白老町、千歳市、厚真町への市外線を4路線運行してきたが、いずれも赤字路線であり整理が進められ、2000年(平成12年)4月1日までに全廃された。 白老町社台地区は苫小牧市と境界を接する場所に位置し、苫小牧市への通勤通学利便のため1961年(昭和36年)10月1日に社台線が3往復開設されたが、競合する道南バスや北海道中央バスの便数が増えたことから1978年(昭和53年)11月26日の改正で樽前地区折り返しとなり、白老町乗り入れは廃止となった。 支笏湖線は市営バス開業と共に40年以上に渡って運行されてきたが、1992年(平成4年)度は1日あたりの利用客数が100人を割り込み赤字額が2,700万円超に達したことから1993年(平成5年)12月1日付で廃止となり、北海道中央バスに引き継がれた。市が整備し1965年(昭和40年)7月15日に供用開始した「支笏湖バスターミナル」は1994年(平成6年)3月1日付で北海道中央バスに売却されている。 1952年(昭和27年)9月に開設された上厚真線(旧・静川線)は苫小牧東部開発計画進捗による沿線無住化などが影響し利用客が1日あたり十数人の赤字路線となっていた。1994年(平成6年)4月1日付で廃止となり市内で折り返す苫東工業基地線に振り替えたほか、苫小牧 - 上厚真 - 厚真を運行するあつまバスが苫小牧駅前 - 沼ノ端間において国道経由から上厚真線と同じ鉄北経由に変更し代替する。 千歳線は千歳駅とを結んでいたが千歳空港までに短縮。新千歳空港開港後は新空港に乗り入れた。1996年(平成8年)12月1日改正で競合する道南バス便がない早朝1往復を残しウトナイ・植苗地区折り返しの植苗線に変更。2000年(平成12年)4月1日付で廃止となり全便が植苗線となった。
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