崇徳上皇の大天狗とは? わかりやすく解説

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崇徳上皇の大天狗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:45 UTC 版)

大天狗」の記事における「崇徳上皇の大天狗」の解説

天狗譚の中でも崇徳上皇の話は有名である。『保元物語』雨月物語』などの軍記物語では崇徳上皇は「日本国の大魔縁となり、皇を取って民となし、民を皇となさん」と、自らの舌を食いちぎり、その血潮大乗経呪詛誓文記し海底沈めた死後怨霊天狗となって人間界荒らしたとされる一方で崇徳院実際に詠んだ歌や『今鏡』では、悲嘆感情はあるものの怨念抱いていた様子はない)。ざっと紹介すると、毒の息で都に疫病流行らせ貴族大臣病気死に追い込み延暦寺強訴鹿ケ谷の陰謀などを引き起こしたとされ、「安元の大火」も別名「太郎焼亡」ともよばれ崇徳上皇愛宕山太郎坊という別説もある)が起こしたとされるこの際崇徳上皇恐れをなした後白河上皇(自身崇徳上皇原因とする病魔冒されていた)やその側近たちは、これを鎮めるために「崇徳院」の名を贈り、頓証寺を建てるなどをしたが、その甲斐なく病状日増しに重くなり遂に崩御してしまう。 現在崇徳上皇は「白峯神宮旧称白峯宮)」に祀られている。王政復古時に孝明、明治両天皇が、崇徳上皇怨念発現恐れ、神として祀りあげたためである。

※この「崇徳上皇の大天狗」の解説は、「大天狗」の解説の一部です。
「崇徳上皇の大天狗」を含む「大天狗」の記事については、「大天狗」の概要を参照ください。

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