島の林業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/19 17:50 UTC 版)
「ルネ・ルヴァスール島」の記事における「島の林業」の解説
ルネ・ルヴァスール島は2000年代初めからペサミト(英語版)のインヌ族(英語版)共同体およびSOSルヴァスール組織と、ケベック州・カナダ両政府および伐採業者であるクルーガー社(フランス語版)との間の法廷闘争の中心となっている。共同体の長であったラファエル・ピカール(フランス語版)は開発に際して共同体との協議がなかったと主張し、父祖の地の保全を求めた。 クルーガー社は島の土地を1997年に取得し、2002年に操業を始めた。この場所はケベックでも最北の森林伐採地であるうえ、島であることによる輸送コストも計算に入れなければならない。それでもこの地域の林業にかかわる法規制が南方の諸地域より格段にゆるいことや、島に手付かずの森林が残っていることから、操業の採算が取れる様になっている。 2005年6月、ケベック州高等裁判所(フランス語版)はペサミト共同体の訴えを容れ、本件のより詳細な判決が出るまでの間島内での伐採を停止する仮処分を下した。この判断は2006年4月に上訴裁判所(英語版)で覆され、クルーガー社に操業の再開が認められた。 2008年2月、ルネ・ルヴァスール島問題についてのジュリアン・フレシェットのドキュメンタリー映画『目の中の指』が公開された。
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