岩盤の形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:42 UTC 版)
「ラッセン火山国立公園」の記事における「岩盤の形成」の解説
新生代において、大規模な火山活動に伴うシエラネバダ山脈の隆起と西方への傾斜巨大なラハール(火山泥流)を生み出し、鮮新世において、トスカナ地層 (Tuscan Formation) となった。国立公園内でこの地層が地表に露出している場所はないが、多くの地域で地表のすぐ下にある。 また、鮮新世において、公園の南部で玄武岩質の溶岩が火口と亀裂から噴出した。これらのそしてその後の溶岩は次第に広い地域を覆い、溶岩台地を形成した。鮮新世の後期、そして更新世に入って、これらの玄武岩質の溶岩は、これに続く厚く流動性の高い安山岩質の溶岩に覆われた。この溶岩を地質学者は、ジュニパー溶岩 (Juniper lavas) 、ツイン・レイクス溶岩 (Twin Lakes lavas) と呼んでいる。ツイン・レイクス溶岩は黒い斑岩で、石英の捕獲結晶が多く見られる(噴石丘と大溶岩層参照)。 フラットアイロン (Flatiron) と呼ばれる異なる安山岩質の溶岩流のグループがこの時期に噴出し、公園の地域の南西部を覆った。この時代まで公園は比較的特徴のない広い溶岩平原だった。その後、今は公園となっている地域の東の境界沿いに東部玄武岩質の溶岩流が噴出し、後に浸食により起伏の多い地形となった小高い丘を形成した。
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