岩の鏡【イワノカガミ】(草花類)
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登録番号 | 第3954号 |
登録年月日 | 1994年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 岩の鏡 よみ:イワノカガミ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 3月 15日 | |
品種登録者の名称 | 岩田義朗 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者所有の育成系統に自然交配し,選抜,育成されたものであり,花は一輪仕立ての黄白色で切花向きの大輪花である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立は一輪仕立て,開花時の草丈は高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さは中,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19mmである。葉身長は50~74mm,幅は50~74mm,厚さは中,基部の形は凹型,先端部分の形は鈍円,葉の二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは重なる,たく葉は全体的にあり,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。蕾の形は平,花の大きさは150~199mm,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中,全長は6.0~6.9mmである。花弁の 形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは70~89mm,幅は15.0~19.9mm,外花弁の表面の色は黄白(JHS カラーチャート2902)である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは20~29mm,総ほう部から花頂部 までの高さは50~59mm,花首の長さは20~29mm,季咲きの開花期は夏で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は8月上旬である。 「精雲」と比較して,茎が太いこと,葉の基部の形が凹形であること,葉の二次欠刻の程度が中であること,管状花数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の農場(愛知県稲沢市)において,昭和59年,「精雲」から得られた実生株に,61年に放任授粉させて得られた実生の中から選抜したものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,平成元年,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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