岡山農試B1号【オカヤマノウシB1ゴウ】(野菜)
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登録番号 | 第5017号 |
登録年月日 | 1996年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ふき | |
登録品種の名称及びその読み | 岡山農試B1号 よみ:オカヤマノウシB1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1999年 3月 22日 | |
品種登録者の名称 | 岡山県 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目4番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 飛川光治 信森達也 内藤恭典 岡武三郎 川合貴雄 石田喜久男 木本英照 藤井新太郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「愛知早生」をカルス培養して得られた個体から選抜育成された品種で,葉柄が太くて長く,アントシアニン色素の発生が少ない,毛じの少ない品種である。 ほう芽数は多,葉柄の太さは太,長さは長,緑色度はやや濃,アントシアニン色素の有無(下位)は有,同(中位)及び同(上位)は無,アントシアニンの着色程度はかなり淡,赤紫条斑はかなり少,緑色条斑及び毛じは少,断面の形(下位)及び同(中位)はⅢ型,同(上位)はⅣ型,空洞の有無(下位)は無,同(中位)及び同(上位)は有,空洞化の程度及び稜の大きさは小である。葉身の形はⅡ型,大きさは中,地下茎の太さは細,性別は雌,ほう芽の早晩は中である。 「愛知早生」と比較して,葉柄の長さが長いこと,葉柄のアントシアニン着色の有無(中位)及び同(上位)が無であること,葉柄の毛じが少ないこと等で,「吉備路」と比較して,葉柄のアントシアニンの着色程度が淡いこと,葉柄の赤紫条斑が少ないこと,葉柄の空洞化の程度が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の試験場(赤磐郡山陽町)において,昭和60年に「愛知早生」の茎頂培養を行い,それより得られたカルスを継代培養し,62年にカルスの再分化により得られた553系統の植物体をほ場に定植して,以後,選抜を重ね,平成4年,目標とする特性を有していることを確認して育成を完了した。 なお,出願時の名称は「ひすい」であった。 |
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