山本和夫 (テレビプロデューサー)とは? わかりやすく解説

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山本和夫 (テレビプロデューサー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 01:27 UTC 版)

山本 和夫(やまもと かずお、1955年8月9日 - )は、日本テレビプロデューサー。株式会社ドラマデザイン社代表取締役

読売テレビチーフプロデューサー京都府京都市出身。

来歴

京都府立洛北高校慶應義塾大学文学部ドイツ文学科卒業後、1979年読売テレビ入社。

入社後はバラエティ番組ADを務めていたが、1983年にドラマ制作部に転属し、木曜ゴールデンドラマ『ガラスの中の幸福』(1986年)でディレクターに昇進。 その後、朝の連続ドラマ担当を経て、1992年春の改編で新設されたプライムタイム枠の連続ドラマプロデュース・メイン監督を任される。第1作となった石田ひかり主演の『悪女』がヒットした。[1]

以後は同社の東京支社制作部のチーフプロデューサー[2]として、ドラマ及びバラエティ番組で活動した。

1999年に読売テレビを退社し、翌2000年制作会社「ドラマデザイン社」を設立。同社の代表取締役兼プロデューサーを務める。[3]

2000年より狭き門であるコンクールで賞を取るよりも、企画力をプロデューサーに認められて各チャンスを与えられた方がいいという考えから[4]脚本家養成のワークショップ 「シナリオインキュベーション」[5]を運営し、多くの脚本家を輩出している。[6]

2004年2019年 、「デジタルハリウッド大学大学院」の教授を務め、「映像監督のストーリー演習」の講義やストーリーマーケティングの研究を行った。[7] [8]

2012年からは10代の女優を育成する配信プロジェクト「アクトレスインキュベーション」を主宰し[9]、若手女優を輩出している。[10]


2022年~ 脚本家養成講座 「シナリオアカデミア」代表。

俳優も脚本家も、知名度や実績がなくても才能を見抜けば連続ドラマの主要役、メインライターに大胆に抜擢してきた。
俳優では、前述の石田ひかり「悪女」に加え、石田ゆり子彼女の嫌いな彼女」、渡部篤郎ストーカー 逃げきれぬ愛」、山崎まさよし奇跡の人」、伊藤沙莉14ヶ月 妻が子供に還っていく[11]趣里山本周五郎人情時代劇 『初蕾』」。
脚本家では神山由美子「悪女」、奥寺佐渡子お茶の間」、森下直心療内科医・涼子 」、横田理恵奇跡の人」、大森美香ただいま満室」。


主な作品

読売テレビ時代

バラエティ・情報番組

テレビドラマ

ここまで演出を担当

読売テレビ退社後

テレビドラマ

映画

バラエティ・情報番組

舞台(企画・演出)

  • 恋ばば14歳!!(2010年・2019年に上演)
  • ガールズプリズンオペラ (2011年・2012年・2014年・2017年上演)
  • クリスマウスの夜(2011年・2012年・2016年上演)
  • 音楽室の神様 (2016年上演)
  • 清らかな水のように~私たちの1945 (2016年・2017年・2018年・2019年・2021年・2023年上演)
  • ゲートシティーの恋(2016年・2018年・2019年・2020年・2022年・2023年上演)
  • レモンゼリーのプールで泳ぐ(2020年上演)
  • 少女夢幻論(2021年上演)
  • 少女夢幻論Ⅱ(2021年上演)
  • どーるはうす(2022年・2023年上演)

出典

  1. ^ (マイナビ 2022年4月27日 「『悪女(わる)』平成版プロデューサーは令和版をどう見た? 30年で感じるドラマ作りの変化」(https://news.mynavi.jp/article/20220427-waru/)"
  2. ^ (デジタルハリウッドプレスリリース2012年11月7日 女優の卵を育てるプロジェクト『AI』を手掛ける山本和夫教授によるセミナー「カメラの前に立ち、女優になれ!」講師プロフィールより)<https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000547.000000496.html>"
  3. ^ (会社公式HP 会社概要より(https://drama-design.co.jp/about-us/)"
  4. ^ (企画書講座「埋もれない企画、売れる企画」より シナリオ・センター「シナリオ教室」 2001年2月号)
  5. ^ (良質なドラマを作り出すために不可欠な脚本家を育てるため2000年に創設。公式HPより (https://drama-design.co.jp/scenario-incubation/)"
  6. ^ (ドラマデザイン社シナリオインキュベーション出身メンバー執筆履歴(https://x.gd/L87ow)"
  7. ^ (デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科デジタルコンテンツ選考自己点検・評価報告書 56ページおよび96ページ (https://gs.dhw.ac.jp/uploads/material_081216.pdf)"
  8. ^ (マイナビ2008年2月18日記事 JCBとデジハリ大学院、新たなネット決済ソリューション開発へ協同研究開始 https://news.mynavi.jp/techplus/article/20080218-a005/)"
  9. ^ (デジタルハリウッドプレスリリース2012年11月7日 女優の卵を育てるプロジェクト『AI』を手掛ける山本和夫教授によるセミナー「カメラの前に立ち、女優になれ!」より(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000547.000000496.html)"
  10. ^ (映像作品を目指す女優(ACTRESS)を育てるために設立された女優養成プロジェクト公式HPより (https://acin.jp/)"
  11. ^ (女性セブン5月2日号「伊藤沙莉 演技レッスン未体験で初めての現場で遺憾なく才能を発揮」より(https://www.news-postseven.com/archives/20240422_1958176.html?DETAIL)"
  12. ^ (公共財団法人放送番組センター 放送ライブラリー より https://www.bpcj.or.jp/search/show_detail.php?program=124702)"
  13. ^ (テレビドラマデータベース より http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-26520)"
  14. ^ (日本民間放送連盟賞/1998年(平成10年)入選・事績 https://j-ba.or.jp/category/aboutus/jba100925)"
  15. ^ (日本民間放送連盟賞/2016年(平成28年)入選・事績 https://www.j-ba.or.jp/category/aboutus/jba101930)"
  16. ^ (日本民間放送連盟賞/2017年(平成29年)入選・事績 https://www.j-ba.or.jp/category/aboutus/jba102347)"
  17. ^  (東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ作品一覧 https://2019.tiff-jp.net/ja/lineup/film/32JPS05)"

関連項目

外部リンク




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