山口組の全国進攻を描いた作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/07 23:15 UTC 版)
「山口組外伝 九州進攻作戦」の記事における「山口組の全国進攻を描いた作品」の解説
「仁義なき戦いシリーズ」の第三部『仁義なき戦い 代理戦争』の作中、山口組(映画では明石組)の全国進攻を映像とテロップで駆け足で説明するシーンがあり、「昭和37年5月九州博多事件」としてテロップで流れるものを映画化したのが本作。このシーンで銃殺されるヤクザが夜桜銀次。この他「昭和36年6月 義友会事件」とテロップで流れるのは明友会事件のことで、本作にも双竜会として登場し『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』(1975年)や『実録外伝 大阪電撃作戦』(1976年)、『やくざ戦争 日本の首領』(1977年)もこの明友会事件をモデルとしている。また「昭和36年7月 石川組組長刺殺事件」は、奈良県大和郡山市で起きた喜多久一刺殺事件で、殺害した柳川組は、先の『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』『実録外伝 大阪電撃作戦』の両映画にもモデルとして登場する。東映が山口組を題材にした映画が量産できたのは山口組・田岡一雄組長の息子・田岡満をスタッフに入れていたためで、『山口組三代目』(1973年)を製作する際に、岡田茂東映社長(当時)が田岡一雄に「田岡満さんをプロデューサーにして映画を一緒に作らせてほしい」と申し出ていた。田岡一雄は息子の田岡満の仕事は何でもOKだったため、田岡一雄ではなく、田岡満がすべての脚本をチェックすることで、映画に取り上げられた組関係者に、協力はしても反対はするなと指示を出していたといわれる。
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