小規模路線・路面電車のLRT化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 07:54 UTC 版)
「川島令三」の記事における「小規模路線・路面電車のLRT化」の解説
夜行列車とともに路面電車を安易に廃止しすぎだと語っていたことがあり、路面電車やそれに類する軌道路線のLRT化をしばしば提言。中でも都電荒川線や京阪京津線については、LRT化のモデル路線と位置づけている。 川島は、日本では「LRT=低床路面電車」と受け取られがちであるとして、「本来のLRTはミニ地下鉄ほどの大きさであり、高速である。編成両数も長い」「多くは専用軌道を走るか、併用軌道でもクルマが進入できないようブロックで隔絶して走る」と持論を展開した上で、「LRT=高規格路面電車」という位置付けを提唱し、単に低床式の車両の導入にとどまらない、大がかりな改良策を主張している。なお、川島自身はLRT化によって輸送力の増強が図れるため、それが高額な建設費を要する地下鉄に代わる輸送機関になるとしている。先述の都電荒川線のケースでも、欧米並みのLRV(軽快電車車両。加速度は5.0 km/h/s、減速度も5.0 km/h/s程度が最低ラインだと川島は主張している)の導入による最高速度180 km/h運転、高架線による道路との立体交差や、地下線による短絡を組み合わせた線路環境の実現といった、大胆な空想を打ち出している。
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