小さな故意の物語
小さな故意の物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 22:41 UTC 版)
「犯人のいない殺人の夜」の記事における「小さな故意の物語」の解説
初出:『小説現代』1985年11月号 県立W高校のある屋上から男子生徒の行原達也というが転落死した。警察は事件を自殺と考え、達也自身が屋上の柵に上って歩いていたという証言も出る中、達也が自殺したとは信じられない親友の良は独自に達也の死の謎を調べ始める。その末に良は、達也が死ぬきっかけとなった当事者の「故意」を目の当たりにする。 中岡 良 県立W高校3年生。サッカー部員。達也とは小学校時代からの親友で、ライバルとしても切磋琢磨してきた。同じ洋子に淡い恋心を抱きながらも、達也と洋子を見守る立場に甘んじていた。 行原 達也 良の親友。良とは対照的に勉強・運動共に優秀だった。中学までは良と同じサッカー部だったが、中学の頃より周りに差がついてしまい、高校に入っても部のレベルの高さを理由にサッカー部に入部しなかった。 佐伯 洋子 良・達也の同級生で達也の恋人。体操部所属。小学5年の頃に東京から転校し、達也とはその頃から交際している。達也と同じく成績優秀で大人びた性格。 笠井 美代子 2年8組の女生徒。達也と同じ英会話クラブの部員。達也に好意を持ち、ラブレターを渡していたこともある。達也が転落した屋上に花を持ってこようとしていた。 藤尾 3年1組の生徒で秀才。事件の目撃者。 木島 礼子 2年7組の副級長。活発な雰囲気の女性で、ミステリー好き。良の頼みである調べ事を引き受ける。
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