対ギリシャ関係とは? わかりやすく解説

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対ギリシャ関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 14:17 UTC 版)

北マケドニア」の記事における「対ギリシャ関係」の解説

南のギリシャとは先述したマケドニア呼称問題抱えていたほか、スラヴ系の「マケドニア人」という民族自認や、「マケドニア語」という言語呼称問題となっている。ギリシャには、第一次世界大戦後ヌイイ条約定め住民交換によってギリシャからブルガリア追放されるのを逃れるために、自身ギリシャ人宣誓してギリシャ領マケドニアに留まった少数スラヴ人住んでいる。このスラヴ人中でも1991年マケドニア共和国独立以降自身を「マケドニア人」と考える人々が現れている。ギリシャでは公式にはスラヴ系マケドニア人」という少数民族存在認められておらず、彼らの民族的文化的権利追求両国間の問題となっている。 また、マケドニア国内ではギリシャ領ブルガリア領も含めた統一マケドニアに関する議論多く見られ右派政党内部マケドニア革命組織・マケドニア国家統一民主党かつてはこれを党是含めていた。ギリシャは、マケドニア独立後しばらくその国名諦めないことと併せてマケドニア潜在的にギリシャ領マケドニア対す領土的野心を持つことを警戒したギリシャ国名言語・民族呼称などに関する問題抱えている一方で、これらの問題解決されれば地域安定繁栄のために、マケドニア共和国NATOおよび欧州連合加盟が望ましいとしている。ギリシャドイツならんでマケドニア最大貿易相手国であり、両国経済は深い結びつき持っているマケドニアギリシャを結ぶ幹線道路建設進められマケドニアギリシャから多数投資呼び込んでいる。北マケドニア共和国ギリシャ比べる物価賃金安くギリシャ向けの生産拠点、あるいはギリシャからショッピング観光の場ともなっている。

※この「対ギリシャ関係」の解説は、「北マケドニア」の解説の一部です。
「対ギリシャ関係」を含む「北マケドニア」の記事については、「北マケドニア」の概要を参照ください。

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