寺石正路とは? わかりやすく解説

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寺石正路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 10:17 UTC 版)

寺石 正路(てらいし まさみち、1868年10月17日慶應4年9月2日) - 1949年昭和24年)12月23日)は、高知県郷土史家考古学者作家

来歴

逸話

  • 東京大学予備門を中退した直後、保養を兼ねて英学会講師として佐川村に滞在するが、そこで後の植物学者である牧野富太郎と出会う。寺石は25歳の牧野を「一見篤実真学者の態度を備えた人」と讃え、対談にて生物学研究の洗礼を受け、「此後又氏の感化に依て幾多の後進者を誘導・輩出するであらう」と、牧野を生んだ佐川の地に深い敬意を表した。後日、牧野から『東京人類学会雑誌』を数冊贈られ、内容の面白さに魅了されてた正路は、人類学や歴史学の研究にのめり込むようになったという[1]

著書

  • 『南学史』
  • 『土佐人物伝』
  • 『土佐遺聞録』、1897年
  • 『土佐古跡巡遊録』、1898年
  • 『食人風俗考』、1898年
  • 『土佐に於ける菅公古伝』、1902年
  • 『土佐名勝志』、1913年
  • 『土佐偉人伝』、1914年
  • 『南国遺事』、1916年
  • 『維新土佐歴史』、1917年
  • 『従五位大石円翁略伝』、1920年
  • 『江藤新平ト土佐人』、1922年
  • 『土佐古今ノ地震』、1923年
  • 『戸次川合戦』、1924年
  • 『長宗我部盛親』、1925年
  • 『土佐史蹟巡遊』、1926年
  • 『新撰史談琵琶歌』、1926年
  • 『土佐名家系譜』(撰)、1942年
  • 『土佐民間科学者伝』、1978年

家族

  • 父:寺石可成
  • 母:寺石壽賀
    • 本人:寺石正路
      • 長男:寺石直弘
      • 二男:寺石良弘
    • 弟:寺石直規

補注

  1. ^ (公財)高知県立歴史民俗資料館 編集・発行『岡豊風日 第119号』令和5年3月31日発行、p.6.

参考文献

関連項目




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