家族会擁護論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 18:32 UTC 版)
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の記事における「家族会擁護論」の解説
ジャーナリストの萩原遼は、上の横田・飯塚・増元の発言は「すべて正しい」と述べたうえで、「家族の絶叫があったればこそ世論を動かし、金正日を追いつめ、拉致自白に追い込んだ」のだと指摘した。北朝鮮の本質を明るみに出し、日本国民の北朝鮮に対する認識を深めるうえで多大な貢献をしたのは家族会であり、歴代首相、政治家、外務省の官僚ではない。小泉首相が錯覚したように、家族会叩きに狂奔した国民も首相にお願いすれば願いがかなうと錯覚したのであり、いずれは真実に目覚める日もくるだろうと論じている。 ジャーナリストの櫻井よしこは、2002年に「死亡」「記録なし」とされた横田めぐみら10人の消息は北朝鮮からは「再調査する」と言われただけであり、小泉首相が真に「準備した」というのなら「再調査しなくとも事情はすべてわかっているはずだ。貴国が拉致し、貴国が彼らを管理し監視し続けてきたのだから」と追及できたはずであり、また、日本で報じられてきた生存情報・目撃情報をもとに突っ込んで話をすることもできたはずなのに、それもしていないのであるから、家族会は何ら間違っていないとしている。彼女は、家族会批判は筋違いであり、小泉首相の展開した外交は重要な点ですべて失敗だったと指摘している。
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