家族会批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 18:32 UTC 版)
「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の記事における「家族会批判」の解説
2004年5月22日、首相(当時)の小泉純一郎が2度目の訪朝で北朝鮮国防委員長の金正日と会談を行い、日本政府として25万トンの食糧支援と11億円の医療援助を約束した。しかし拉致被害者の救出については、先に日本に帰国していた拉致被害者の子供を取り戻したものの、安否不明者に対する取り組みは「再調査」として先送りされた。これに対し、家族会のメンバーは、 横田滋:「考えられるなかの最悪の結果」 飯塚繁雄:「首相は子どもの使い、いやそれ以下」 増元照明:「首相にはプライドというものがあるのですか」 と不満を述べつつも、拉致被害者の子供を連れ帰ったことについては労いの言葉をかけた。家族による記者会見もこうした割り切れなさや不満・不安を訴えるものであったため、その報道は一部の人びとの悪感情を招くこととなった。「小泉総理に感謝していない」「小泉総理に対する暴言があった」等の批判メールや抗議電話が家族会に殺到し、匿名掲示板『2ちゃんねる』では「首相を批判する家族会は非国民」など、日本語による批判が大量に書き込まれた。
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