宮阪高校の生徒
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「いつか天魔の黒ウサギ」の記事における「宮阪高校の生徒」の解説
時雨 遥(しぐれ はるか) 声 - 早見沙織 / 美名 本作のもう一人のヒロイン。宮阪高校1年3組所属。大兎の家の隣に住んでおり、大兎とは小学6年生の頃からの幼馴染。その仲は両方の親が将来の結婚を認めるほど。いつもニコニコと笑っていて、笑顔の絶えない無邪気な少女。青いヘアピンをつけている。家事全般が得意。学校では女子テニス部に所属している。 しかし実は大兎を監視する為に「天魔」に造られた存在で、普段はその記憶が封じられている。彼を好きになってしまったため、封・解呪師のエントリオ兄弟に「監視者としての記憶を封じて欲しい」と依頼した。また、大うさぎでは「天魔」に造られた存在のかわりに「メガテリオン・ハルカ」という魔法少女としても登場するが、本編と同じく普段は封じられている。 その正体はヒメアと同じ「最古の魔術師」の分身体で、ヒメアとは直前の分身体。理由は不明だが(本人もその情報にアクセスできないとのこと)、大兎にサイトヒメアのことを好きになるよう仕向けた。しかしその一方で彼女自身も大兎のことが好きであったため、その罪悪感から逃れるために「月の使者」という別人格を作り、彼にサイトヒメアのことが好きになる魔法をかけ続けてきた(彼女の別人格である「幸福」の言うところによると、この行動は大兎を守るためであり、同時にこの「預言」を覆すキーワードである模様)。 記憶を取り戻した大兎と向き合い、話をしていく中で彼を信じ、助けを求めようと「預言」に関する重要事項である「過去を見る」ことを大兎に告げたところで、「預言」の防壁により消されることになる。その際大兎に、ヒメアが大兎にかけたのと同じ「その人が自分のことを覚えていることで復活できる『毒(まじゅつ)』」を入れ、「大好き。何億年も前からずっと好きだった」と告白し、「預言」とこの世界のこと、そして、自身の分身体であるヒメアのことを彼に託し、消滅する。だが本人いわく「大兎が覚えてさえいれば、復活できる」らしい。なお、預言によって遥の家や家族もなかったものとされ、生徒会メンバー以外の人間からは彼女の存在を認識することができない。 作中では黒髪のセミロングと表現されているが、挿絵やアニメでは茶系で彩色されている。
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