定額制音楽配信
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定額制音楽配信(ていがくせいおんがくはいしん)は、月額で一定の料金を支払うことで自由に好きな楽曲を再生することができるサービス。サブスクリプション型音楽サービス、音楽ストリーミングサービスとも呼ぶ。2008年にサービスを開始したSpotifyが業界最大手。なお、Spotifyはフリーミアムモデルを採用している。 米国では2016年にストリーミングによる売上がダウンロード配信の売上を超え、音楽総売上の34.3%を占めた。その後も急成長が続き、2019年には音楽総売上の80%に到達、CDなどのパッケージ販売やダウンロード配信を圧倒するシェアとなった。ストリーミングサービスのシェア拡大には、スマートフォンの普及が大きく寄与している。 日本国内では2015年にApple Music、LINE MUSIC、AWA、Google Play Music、2016年にSpotifyがサービスを開始した。2019年に日本国内のストリーミングによる売上は465億円を記録し、ダウンロード配信の225億円を大きく上回った。 日本は米国に比べ、音楽市場におけるCDパッケージ売上が占める割合が高いが、ストリーミングサービスの普及により音楽業界のビジネスモデルは過渡期を迎えている。2018年以降にはあいみょんなどストリーミングサービスを起点に注目を集めるアーティストが増加した。 ストリーミングを基本とするがオフラインでの再生用にキャッシュすることも可能であることが多い。楽曲を自分で選択する方法以外にも、チャンネルがありラジオのように自動で選曲を提供するサービスもある。[要出典] ストリーミングはCDと比較すると、完成した楽曲をパッケージする時間を省けるのがアーティスト側にとってもメリットの一つとされている。
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