学部全体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 05:57 UTC 版)
同志社大学文学部は、校祖新島襄が1874年に帰国し、翌年1875年8月に「同志社」結社、1875年11月29日に官許設立した同志社英学校の創設を起源とする同志社大学内の学部である。五つの学部に分かれ、英文学科、哲学科、美学芸術学科、文化史学科、国文学科を擁する。 本大学の創立と同じ長さの歴史を持つ文学部では、さまざまな卒業生が輩出している。その中には、徳富蘇峰や徳富蘆花をはじめとして、星新一、小松左京とならびSF御三家と称される筒井康隆、『響け!ユーフォニアム』シリーズで知られる武田綾乃、泉鏡花文学賞を受賞した山尾悠子、芥川龍之介賞を受賞した藤野可織、直木三十五賞を受賞した山本兼一、門井慶喜、澤田瞳子、紫綬褒章及び旭日小綬章を受けた児童文学作家の今江祥智など幅広いジャンルにわたる作家がいる。また、高田早苗とともに早稲田政治学の基礎を築くことになった安部磯雄、浮田和民、わが国初の心理学者である元良勇次郎、「日本哲学の父」とうたわれた大西祝(坪内逍遥とともに早稲田文科の礎を築いた)から、日本銀行第十三代総裁である深井英五、日本興業銀行第四代総裁である小野英二郎など文学界以外にもさまざまな人物を輩出する。 また、過去20年間での芥川龍之介賞・直木三十五賞の受賞者の大学別輩出は三位であり、前述した文学部出身の四名が受賞している(一位は早稲田大学、二位は慶応義塾大学)。
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