学生像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 23:36 UTC 版)
2018年 年間費用一覧(ドル)(実質負担額は奨学金などの援助を除いた個人負担の平均額。学費は授業料・諸費を含む)大学名実質負担額学費ハーバード 14,981 48,949 コロンビア 22,001 51,640 プリンストン 10,256 47,140 イェール 19,507 51,400 ブラウン 28,629 53,419 ペンシルベニア 23,281 53,534 ダートマス 27,080 52,950 コーネル 30,498 52,853 大学側は低所得層出身の学生を入学させる試みをさまざまに行っているが、結果として在学生は富裕な家庭出身に偏っているのが実情である。ハーバード大学では学部生の約半分は世帯所得が20万ドル(2000万円)以上の家庭の子供とされるほか、ペンシルベニア大学では3割近くの新入生が親の所得が25万ドル(約2500万円)、イェール大学では7割近くの学部生が12万ドル(約1200万円)以上の世帯所得の家庭出身である。 卒業率はいずれも高い。「アメリカの大学は入学は容易だが卒業は厳しい」と言われることが多く、実際に全米平均の卒業率は50〜60%程度に過ぎないのに対して、アイビー・リーグの8校はすべて卒業率が95%を超えている。これらの大学が富裕な財政基盤を背景に、学生指導や生活相談に手厚い体制を取っていることが背景にあるとも指摘される。 アメリカでは政財界のリーダーの半数がわずか12校の名門大学卒業生で占められているが、うち8校がアイビー・リーグである。また卒業後の平均所得もおおむね高い水準にあり、とくにハーバード大学やコロンビア大学、プリンストン大学では平均の初任給が9万5000ドル(約950万円)とアメリカの平均世帯所得の2倍近くに達している。
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