子供の運賃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 05:59 UTC 版)
日本では、鉄道営業法に基づく鉄道運輸規程第10条に、「鉄道ハ旅客ノ同伴スル六年未満ノ小児ヲ旅客一人ニ付少クトモ一人迄無賃ヲ以テ運送スベシ」、「鉄道ハ十二年未満ノ小児ヲ第一項ノ規定ニ依リ無賃ヲ以テ運送スルモノヲ除キ大人ノ運賃ノ半額ヲ以テ運送スベシ」という規定があり、これらの規定により、6歳未満は無料、12歳未満は半額である。この「子供は半額」という価格設定は、国土交通省によれば、「席の占有率が大人の半分というおおらかな理由だった」のが一説であるという。 年齢による区分はJRグループでは以下のようになっており、私鉄でも概ね同一である。 大人 - 12歳以上。ただし12歳の小学生(小学校卒業年度の3月31日まで)は小児。 小児(こども) - 6歳以上12歳未満。ただし小学校未入学の6歳は幼児。 幼児 - 1歳以上6歳未満。 乳児 - 1歳未満。 各区分における運賃は以下のようになっている。 小児(こども) - 大人の半額。計算上生じた10円未満の端数は、JRグループの場合切り捨てられ(例:190円を折半し95円→90円)、私鉄等では切り上げられることが多い(例:190円を折半し95円→100円)。 幼児 - 大人または小児に同伴される場合、大人・小児1人につき幼児2人まで無料で、3人以上の場合は超過人数分の小児運賃が必要。大人・小児の同伴なしで乗車するときは小児運賃が必要。1人で普通車・グリーン車の座席指定席や寝台を利用するときは小児運賃・料金が必要。 乳児 - 無料。ただし1人で普通車・グリーン車の座席指定席や寝台を利用するときは小児運賃・料金が必要。
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