姿総観(刀身)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 00:18 UTC 版)
全長97.8センチメートル(刃長:75.5センチメートル+茎長:22.3センチメートル)、元幅2.9センチメートル・先幅2.0センチメートルと身幅はやや広く、反りは2.1センチメートルとやや高い。造込(刀剣の形状)は鎬造りで、棟(刀身の背の部分、峰や背とも)の形状は三角形のように尖っている庵棟。表裏に棒樋を掻き通し、腰元に細い腰樋が彫られている。切っ先は中鋒。『週刊日本刀15巻』によると、昭和4年(1929年)の日本名宝展覧会の目録では「初代兼光最上の大業物」として紹介されている。 解説:全長97.8センチメートル(刃長75.5センチメートル+茎長22.3センチメートル)、根本近くの元幅は2.9センチメートル・切っ先の境目の線で測った先幅は2.0センチメートルと身幅はやや広めで、反りは2.1cmとやや高め。刀剣の形状は日本刀の典型的姿である鎬造り、刀身の背の部分は三角形のように尖っている。刀身に沿って彫られた一本の溝(棒樋)を表裏両面で茎の底まで彫り抜き、腰付近から刀身の中央付近まで細い溝も添えられている。切っ先の大きさは一般的なもの。「兼光最上の大業物」という評価もある名刀である。
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